蒸した酒米を手で揉んで冷ます参加者ら=姫路市網干区余子浜
蒸した酒米を手で揉んで冷ます参加者ら=姫路市網干区余子浜

 幕末に建てられた国登録有形文化財の「加藤家住宅」(姫路市網干区余子浜)で米こうじ造りのワークショップが開かれている。同住宅では明治末期から大正期にかけてしょうゆが醸造されていたといい、第13代当主の加藤三郎さん(81)らは「昔々のこうじ菌が今もすみ着いていて、発酵に手を貸してくれるかも」と、淡い期待を寄せている。(上杉順子)