焼夷弾の実物を手に戦争体験を中学生に伝える黒田権大さん(左)=山陽中学校
焼夷弾の実物を手に戦争体験を中学生に伝える黒田権大さん(左)=山陽中学校

 太平洋戦争末期の姫路空襲を少年時代に経験した姫路市在住の黒田権大(ごんだい)さん(95)が同市延末の山陽中学校を訪れ、平和について考える授業で戦時中の体験を伝えた。30年以上語り部活動を続ける黒田さんは「戦争は大量殺人であり、人類最大の罪悪。経験した者として、生きている間は伝える使命がある」と語った。