参加者にスマホの読み上げ機能を教える栗川隆宏さん(左奥)=姫路市総合福祉会館
参加者にスマホの読み上げ機能を教える栗川隆宏さん(左奥)=姫路市総合福祉会館

 デジタルデバイド(情報格差)の解消を目指し、姫路市のボランティア団体「姫路デジタルサポート」が視覚障害者を対象に、生活に役立つスマートフォンの機能を伝える活動に取り組んでいる。スマホ講習会や、操作方法を教えるサポーターの育成研修会を開き、便利で安全な生活の促進を目指す。(橘高 声)

 姫路デジタルサポートは2021年に発足し、現在約30人が所属する。同団体によると、スマホには視覚支援をする便利な機能があるにもかかわらず、使い方を教えてくれる人が近くにいないなどの理由で、視覚障害者の8割以上がスマホを持っていないという。