インクルーシブ教育について話し合ったパネルディスカッション=明石市東仲ノ町
インクルーシブ教育について話し合ったパネルディスカッション=明石市東仲ノ町

 障害の有無にかかわらず子どもたちが同じ環境で学ぶ「インクルーシブ教育」について考える勉強会が21日、明石市東仲ノ町のウィズあかしであった。地域の子どもは地域で学べるよう1970年代から実践してきた大阪府豊中市の教育委員会の職員や、明石市の障害者団体の担当者らが、多様な子どもたちが共に学ぶために意見を交わした。(森 信弘)

 明石市障害当事者等団体連絡協議会(ASK)が主催した。豊中市の取り組みについて同市教委児童生徒課の竹永英樹課長補佐らが報告。障害のある子どものため市費で介助員を配置したり支援チームをつくったりしているという。医療的ケア児への対応では、学校に看護師を置くなどし、宿泊行事でも保護者は同行しないことなどを紹介した。