播州ラーメンの味わいを再現したカップ麺(西脇市提供)
播州ラーメンの味わいを再現したカップ麺(西脇市提供)

 西脇多可料飲組合(森脇冨成理事長)が開発に協力したカップ麺「ニュータッチ凄麺(すごめん) 兵庫播州ラーメン」が、9月18日から全国のスーパーやドラッグストアで販売される。スープは甘口のしょうゆ味。兵庫県の北播磨地域で親しまれてきた、独特の甘みを手軽に味わえる。

 「凄麺」は食品メーカーの「ヤマダイ」(茨城県)が展開するご当地ラーメンのカップ麺シリーズ。ノンフライ麺を使用した本格的な味わいが特長で、「函館塩ラーメン」や「長崎ちゃんぽん」など各地の名物が再現されている。

 同組合は「播州ラーメン部会」を持ち、兵庫県西脇市と多可町で伝統の味を守る店を認定している。開発には部会に加盟する店主が参加し、約3カ月かけて試食と検討を繰り返したという。

 完成したラーメンは中太麺に優しい味わいのスープがからみ、具材はレトルトのチャーシューとメンマが入っている。ラベルの裏面には6種類の「裏話」が書かれており、播州ラーメンの歴史や西脇市を紹介する。

 希望小売価格は275円。同組合事務局TEL0795・22・3901

(伊田雄馬)