他人名義のクレジットカード情報を使い、マットレスを購入したとして、兵庫県警サイバー捜査課と葺合署などは27日、私電磁的記録不正作出・同供用と窃盗の疑いで、ともに埼玉県加須市に住む足場工の少年(16)と事件当時19歳の少年だった専門学生の男(20)を逮捕した。
逮捕容疑は2月20日、東京都に住む60代男性のクレジットカード情報を使い、通販サイトでマットレス(販売価格9990円)を購入して男の自宅に配送させた疑い。2人は調べに容疑を認め、少年は「商品を使用したり、転売してお金に換えたりするためだった」と話している。
同課によると、少年は秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」で中国語を使う人物と取引し、他人名義のカード情報50件を入手。男はこの情報を使い、通販サイトなどで商品を購入していた。
同課は、2人が1~3月に同様の行為を繰り返していたとみており、男は同課に対し「ゲームや貴金属などを購入し転売した。トータルで約150万円もうけた」などと説明しているという。
少年はこれまでに、通信回線を不正契約したとして、不正アクセス禁止法違反などの疑いで県警に逮捕され、神戸地検が神戸家裁に送致していた。
























