被災して鉄骨が曲がったアーケードや店舗が並ぶ=1995年1月18日(和田幹司さん撮影、神戸アーカイブ写真館提供)
被災して鉄骨が曲がったアーケードや店舗が並ぶ=1995年1月18日(和田幹司さん撮影、神戸アーカイブ写真館提供)

 長田区の商店街「西神戸センター街」は、阪神・淡路大震災を経て、南北道路の若松線(タンク筋)を境に様相が変わった。東側は震災前と変わらない店が残り、お好み焼きの匂いが漂う。西側には商業施設「アスタくにづか」など再開発ビルが整備された。

 「年末は人がいっぱいで車が通れないほどだった」。現在はアスタくにづか3番館ができた久保町5で、酒販店「松岡商店」を営んでいた松岡武彦さん(79)は思い返す。