阪神・淡路大震災の発生直後、神戸市灘区在住で当時中学教諭だった堀口清志さん(76)、妻久子さん(71)が、一家と周りの被災者たちの触れ合いを描いて自費出版した絵本「おひさまいろのりんご-有希の阪神大震災」の原画展が16日、同区上野通8のクラブコージネス110ギャラリーで始まる。発生30年の節目に「多くの人が命の尊さを思う機会に」と訴える。18日まで。(船田翔太)
■「命の尊さを思う機会に」
堀口さん夫妻は、震災で自宅半壊などの被害に遭いながら1995年6月、経験を一人でも多くの子どもたちに伝えようと、「おひさま-」を制作した。文を清志さん、絵は久子さんが担った。