自身の経験をもとに多様性などについて語る国立民族学博物館教授の広瀬浩二郎さん=こうべまちづくり会館
自身の経験をもとに多様性などについて語る国立民族学博物館教授の広瀬浩二郎さん=こうべまちづくり会館

 国立民族学博物館(民博、大阪府吹田市)の教授で、全盲の広瀬浩二郎さん(58)が、神戸市中央区のこうべまちづくり会館で講演した。インクルージョン(包摂)をテーマに、少数派の立場だからこそ実感する社会の問題点を指摘。「多数派が少数派を受け入れるのではなく、少数派の方から巻き込んでいけるような形があっていい」と訴えた。(中村有沙)