石川勝之さん(左)とブレイキンへの思いを語る湯浅亜実さん(中央)=中央区波止場町、神戸ハーバースタジオ
石川勝之さん(左)とブレイキンへの思いを語る湯浅亜実さん(中央)=中央区波止場町、神戸ハーバースタジオ

 五輪競技に採用され注目を集めたブレイキン(ブレイクダンス)の大会が神戸市中央区波止場町で行われ、特別企画として2024年パリ五輪で金メダルを獲得した湯浅亜実さん(27)=ダンサー名・AMI=と、同五輪の日本代表コーチを務めた石川勝之さん(45)が対談した。師弟関係にある2人が競技の魅力などを語り合った。

 ブレイキンは音楽に合わせて激しく跳んだり回転したりして、ダンスの独自性などを競う。湯浅さんはパリ五輪の初代女王。石川さんは、湯浅さんの最初の「師匠」で、約18年間にわたり親交を深めてきたという。

 対談で、湯浅さんは、ブレイキンの楽しさを「体一つで成立すること」と表現。道具や場所がいらないため「世界中の路地に競技者がいて、その人々とダンスでコミュニケーションを取ることができる」と魅力を語った。石川さんは「(湯浅さんに)最初に会ったとき、出した課題を1週間で仕上げてきて、やべえ(すごい)と思った。そのままずっと同じです」と笑顔で敬意を示した。

 大会は、同市中央区でブレイキンの教室を開く岡野良周さん(36)が主催した。日本国内の他、中国、フランスなどからもエントリーがあり、約140人が出場。15歳以下1対1と年齢制限なし2対2の、計2部門が行われた。

 年齢制限なしの部門に出場した明石市の小学3年の児童(8)は、頭を起点に回転するヘッドスピンが好きといい「練習した流れ通りにできた」と満足そうだった。(原ひより)

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