明石市立文化博物館内の「平和資料室」に掲示されている巨大な地図パネル。戦時下の暮らしや空襲の跡を示している=明石市上ノ丸2
明石市立文化博物館内の「平和資料室」に掲示されている巨大な地図パネル。戦時下の暮らしや空襲の跡を示している=明石市上ノ丸2

 戦争や平和について発信する各地の施設が来場者の減少などを受け、存在感アップに試行錯誤を重ねている。原爆の恐ろしさを伝える広島平和記念資料館(広島市)では修学旅行生が伸び悩み、兵庫県内でも姫路市平和資料館などで来館者が減少。戦争体験者の生の声を聞く機会が少なくなる中、各施設は遠方へアピールに出向いたり、展示をリニューアルしたりして魅力づくりに力を注ぐ。(久保田麻依子、鈴木久仁子、合田純奈)

 戦時中の暮らしを再現した民家の茶の間、復元した防空壕…。展示物に当時のリアルな緊張感がにじむ。姫路市・手柄山の山上に立つ市平和資料館。県内最大級の戦争関連施設だ。

 姫路市街地は1945(昭和20)年6、7月に2度の空襲に見舞われた。同館は惨禍と平和の尊さを発信する場所として、市が96年に開設。常設展示だけでなく企画展も随時開く。