南京町の長安門前にある鳳凰のランタン=神戸市中央区元町通1
南京町の長安門前にある鳳凰のランタン=神戸市中央区元町通1

 中国の月見を楽しむ伝統行事「中秋節」に合わせ、兵庫県神戸市中央区・元町の南京町周辺で、鳳凰(ほうおう)や獅子のランタンを飾る「光の幻想譚(たん)」が開かれている。街中に16点が設けられ、元町ゆかりの商品が抽選で当たるスタンプラリーを実施している。29日まで。(池田大介)

 夜の元町に足を運んでもらおうと、南京町や元町の商店街、大丸神戸店でつくる元町東地域協議会が企画した。昨年、今年と中国の春節(旧正月)に合わせて2~3月に開催し、今後は中秋節の名物にしようと9月9日に飾り付けた。

 南京町の入り口には、大きな翼を広げて輝く鳳凰と、邪気を払い福を招く獅子という、いずれも高さ2メートル超のランタンを展示。米菓店「花見屋」の店先には、看板犬を模したランタンが置かれるなど、参加店舗ごとにオリジナル作品を用意し、観光客らが記念撮影を楽しんでいた。

 エリアも、これまでの元町周辺から神戸空港、メリケンパークに拡大。設置場所にある2次元コードを読み込んで参加するデジタルスタンプラリーもあり、抽選で参加店舗のさまざまな商品が当たる。

 「夜の街を散策しながら、日頃は行かない新しい店を発見してほしい」と地域協議会の劉繕雲(ぜんうん)さん(51)。勤め先からの帰宅中に南京町を通った会社員の女性(52)は「鳳凰の大きな翼は、ねぶたのような迫力があった。これから帰り道が楽しみ」とほほ笑んだ。

 点灯時間は午後6時~10時。イベントの詳細は特設サイト(QRコード)で紹介している。