感謝状を受けた但陽信用金庫福崎支店の上月明子次長=福崎署
感謝状を受けた但陽信用金庫福崎支店の上月明子次長=福崎署

 詐欺被害の拡大を防いだとして、福崎署は、但陽信用金庫福崎支店(福崎町西田原)に署長感謝状を贈った。同支店は昨年、詐欺被害を食い止めるなどして感謝状を3度受けており、同署の芳本忠佳署長は「店を挙げた協力に感謝」と述べた。

 昨年11月下旬、20代の女性が同支店に来店し、海外からお金を受け取る方法を尋ねてきた。複雑な手続きが必要なため、窓口職員は上月明子次長に取り次いだ。

 上月次長が事情を聴くと、「どこの国からお金が送られてくるか分からない」「会話の履歴が残らないメッセージアプリでやりとりしている」などと説明したため詐欺だと確信し、同署につないだ。

 同署によると、同月中旬、女性の交流サイト(SNS)に「海外から融資ができる」などとメッセージがあり、女性は指示に従って、手数料などを送金していた。何度か送金しても融資がなされなかったため、同支店に相談に訪れたという。

 同署の調べでは昨年、神崎郡内で137件の詐欺に関する相談があったという。上月次長は「SNSを通した若者の投資詐欺被害などが増えている。窓口での声かけに加え、不審な高額の出金が続く口座がないかなど、目を光らせていきたい」と話した。(喜田美咲)