元気な泣き声を上げる赤ちゃん=三田天満神社
元気な泣き声を上げる赤ちゃん=三田天満神社

 「こどもの日」の5日、赤ちゃんの健やかな成長を願う「泣きずもう」が、兵庫県三田市天神3の三田天満神社で開かれた。市内を中心に0~2歳の約200組が参加し、境内に元気な泣き声が響き渡った。(山本 晃)

 同神社の祭神・菅原道真の祖先が、「相撲の神様」の野見宿禰(のみのすくね)と伝わることにちなむ。赤ちゃんの泣き声が邪気を払うともされ、2016年から行われている。

 境内の舞殿が会場で、赤ちゃんは「祝」と書かれた手ぬぐいを頭に巻き、化粧まわしを着用。保護者らに抱えられ、勇ましい姿で土俵入りした。

 取組相手と見合うと、行司の合図を待たずに泣き出す子も。行司たちは脅かしたり、近づいたりとあの手この手で赤ちゃんを泣かそうと工夫し、周囲の観衆もほほえましく見守った。全ての取組は勝敗をつけず、「行司預かり」の引き分けとなった。

 大泣きだった同市武庫が丘4の6カ月の赤ちゃんと土俵入りした父親(28)は「普段は大泣きしないのに。この調子ですくすく育ってほしい」と目を細めていた。

 境内にはこいのぼりも飾られ、生田真宮司(64)は「泣き声が喜ばれるのは一年で今日くらいかも。あちこちから聞こえて、元気をもらえる」と話していた。