記者会見する川副忠子さん=6日午前、長崎市
 記者会見する川副忠子さん=6日午前、長崎市

 米ニューヨークで開催中の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせ渡米した長崎原爆の被爆者、川副忠子さん(82)ら3人が帰国報告の記者会見を開いた。川副さんは「『核兵器はなくさなければいけない』と人々に伝えることができた」と語り、22日まで続く再検討会議で各国が合意文書を採択できるよう願った。

 3人は原水爆禁止日本国民会議(原水禁)派遣団の一員として4月25日に渡米。核廃絶を求めるパレードに参加したほか、国連本部内で開かれたサイドイベントでスピーチし、5月2日に帰国した。

 川副さんは合意文書採択に向け「多くの国が加盟するNPTをないがしろにしないよう、各国が頑張ってほしい」と話した。

 「高校生平和大使」として海外の若者らと交流した長崎県立長崎南高3年の才津結愛さん(17)は「核廃絶の目標に向け、一人でも多くの人を巻き込み、声を上げ続けなくてはいけないと感じた」と振り返った。