地場産品を使った新メニューを、客の目の前で振る舞う龍野料飲組合所属の料理人ら=たつの市龍野町本町(龍野重文重伝トラスト提供)
地場産品を使った新メニューを、客の目の前で振る舞う龍野料飲組合所属の料理人ら=たつの市龍野町本町(龍野重文重伝トラスト提供)

 ミシュラン三つ星店シェフの監修のもと、たつの市の地場産品を使って考案した新メニューの提供方法が決まり、同市龍野町本町のイタリア料理店「いちわ」で試験的に始まった。予約制で、龍野料飲組合に加盟する飲食店の料理人らが、3種類の逸品をコース料理として振る舞う。5月末まで。(西竹唯太朗)

■5月末まで試験提供

 メニューの開発は、龍野城下の重要伝統的建造物群保存地区を生かしたまちづくりを進める団体「龍野重文重伝トラスト」が企画した。昨年秋、知人を通して、京都の三つ星店「祇園 さゝ木」の佐々木浩シェフにレシピ考案を依頼した。

 京都やたつので試食会を重ね、「龍野そうめん鍋」「龍野冷製トマトそうめん」「鰆(さわら)ご飯」の3種類のメニューが完成。手延べそうめん「揖保乃糸(いぼのいと)」や淡口しょうゆ、揖保川トマト、御津町産の梅肉など、地元の産品を随所に使っている。

 同トラストは1月にメニューのお披露目会を開き、以降、市内での提供方法を模索してきた。「さゝ木」の料理人からレクチャーを受け、作り方を習熟した一方、どの品も手間暇がかかり、気軽に提供するのが難しかったという。このため提供会場を「いちわ」に絞って予約制とし、同組合の料理人が複数で調理する方式を試験的に採用した。

 コースでは、冷製トマトそうめん、そうめん鍋、鰆ご飯の順に料理を提供する。料理人が目の前で調理し、食材などの解説を聞きながら味わえる。

 同トラストの井上美佳理事は「ひとまず一般向けにお披露目できて安心した。今後はメニューをさらに浸透させる提供方法などを考えていきたい」と話した。

 1人1万1千円(税込み)。予約は同トラスト事務局(カフェ「ガレリア アーツ&ティー」)TEL0791・63・3555