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「惑星で星空視力大実験!!」のウェブサイトをPRする鳴沢真也さん=県立大西はりま天文台
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「惑星で星空視力大実験!!」のウェブサイトをPRする鳴沢真也さん=県立大西はりま天文台

 今月21~22日、木星と土星がまるで一つの星に見えるほど“超大接近”する。両惑星は約20年に1回の頻度で大接近するが、今回ほど近くに並んで見えるのはなんと約400年ぶり。個人の夜間視力によっては見え方が異なるといい、天文関係者たちはこの貴重なチャンスを前に、壮大な「視力検査」を企画した。県立大西はりま天文台(兵庫県佐用町西河内)の鳴沢真也さん(55)もメンバーの一人で、幅広い参加を呼び掛ける。(勝浦美香)

 同じ太陽系惑星の土星と木星。それぞれの軌道はわずかに傾いて交差し、太陽の周りを1周する周期もそれぞれ。約20年に1度、木星が土星を追い抜く際に大接近するが、毎回位置は異なるため、接近する距離にも大きな差が出るという。

 鳴沢さんによると、今年は約6分角(満月の見かけの5分の1)まで距離が縮まり、1623年以来の超大接近。日本からは21、22日の日没直後に観察できる。南西の低い空の一番明るい星が木星で、その隣が土星。肉眼ではほとんど一つの星のように見えるが、視力によっては離れて見えることもあるらしく、鳴沢さんらはそこに着目し、世界各地での見え方調査に取り組んでいる。

 中心となって企画したのは、同天文台の元研究員で、今は北海道のなよろ市立天文台に勤務する内藤博之さん(43)。大昔のアラビアで、北斗七星を使って兵士の視力検査が行われていたことから着想を得たという。

 調査は「惑星で星空視力大実験!!」というウェブサイトを通じて実施しており、今月31日までの観測リポートを集めている。誰でも参加でき、どんな風に見えたかを選択した上で、観測時刻や場所を入力する。

 内藤さんによると、日中と夜間の視力は異なるといい、「元の視力の良さや年齢、観測場所の明るさによっても見え方が変わってくるはず」と結果のばらつきを期待する。調査結果は、来春の日本天文学会で発表するという。

 なお、西はりま天文台では関連イベントなどは予定しておらず、鳴沢さんは「ステイホームで観測してみて」と話している。

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