強い寒気の影響で、兵庫県の西播磨は17日も各地で厳しい冷え込みとなった。昨シーズンは雪が積もらなかった同県佐用町では同日午前、20センチ超の積雪を記録。JR佐用駅前の商店街など平野部の道路も白く染まり、マフラーや手袋を着けた高校生らが朝の通学路を急いだ。
県光都土木事務所によると、佐用町内では8カ所の観測地点のうち4カ所で積雪を確認。北部の奥海地区では午前10時までに最大28センチ、上石井地区では同19センチに達した。国土交通省姫路河川国道事務所によると、同県宍粟市波賀町戸倉でも午前8時までに累積で94センチ積もった。
古い町家が並ぶ佐用町平福では、趣ある光景を写真に収めようと早朝から訪れる愛好家の姿も。自宅前の雪かきをしていた男性(71)は「久しぶりの雪景色。早めの作業で足元の安全を確保しておきます」と話していた。(勝浦美香)
