兵庫県赤穂市は、空き家の管理や活用の方法などを紹介する冊子「あこうの空家手帖(てちょう)」(A5判、13ページ)を全戸配布した。空き家の利活用に役立ててもらう狙い。
市内には約1200軒の空き家がある。市は昨年9月、所有者不明で倒壊の恐れがあった同市加里屋の空き倉庫について、空き家対策特別措置法に基づく略式代執行を初めて宣言した。
2018年に発行した冊子を一部改訂。地域活性化に役立てる施設へ改修費用の一部を助成する制度を追加掲載するなどした。「空き家になったら、すぐに対応することが重要」「空き家は定期的な点検、お手入れが必要」などと記した。
1万8千冊を作製。広報あこう1月号とともに配り、市ホームページにも掲載。公民館や市役所2階の都市計画課にもある。同課TEL0791・43・6827
(坂本 勝)
