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閉校になった繁盛小学校の改修を手がけているMore繁盛のメンバーら=宍粟市一宮町上岸田
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閉校になった繁盛小学校の改修を手がけているMore繁盛のメンバーら=宍粟市一宮町上岸田
教室の床の塗装などは自分たちで行い、工事費を節約する=宍粟市一宮町上岸田
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教室の床の塗装などは自分たちで行い、工事費を節約する=宍粟市一宮町上岸田

 2016年3月に閉校した兵庫県宍粟市一宮町上岸田の旧繁盛(はんせ)小学校を宿泊施設に改装する工事を、住民らでつくるNPO法人「More(モア)繁盛」が進めている。バイクや自転車で旅する人向けのゲストハウスやレストランを4月末にも開業する予定だが、建物の老朽化で水道管やガス管が想定以上に破損。膨らんだ工事費を賄うため、ふるさと納税を利用した「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」で3月1日まで資金を募っている。(古根川淳也)

 モア繁盛は、同小の閉校を機に繁盛地区の住民らで16年4月に結成。地域おこし協力隊員を受け入れ、狩猟体験ツアーの開催や減農薬の「繁盛米」などを栽培してきた。

 校舎の活用は長年の課題だったが、周辺を訪れるバイク客に宿泊場所を提供し、イベントで地区を訪れる人にも利用してもらおうと、安価で泊まれる「ゲストハウス繁盛校」として改修することにした。モア繁盛は20年7月にNPO法人化し、市から校舎を借り受けるとともに、県と市から計1500万円の補助金を得て事業を進めてきた。

 ただ、校舎は1978年に完成した鉄筋コンクリート3階建てでガス管や水道管などが老朽化。工事を始めてみると想定以上に修繕費がかかり、事業費は約2300万円と、予算を800万円ほどオーバーした。メンバーの出資や借り入れで資金は確保したが、追加工事に充てるためGCFを利用することになった。

 目標額は241万円で、1口2万円、3万円、6万円の3種類。返礼品として繁盛米や宿泊券、ジビエ料理の食事券を用意した。ふるさと納税制度を利用するため、2千円の自己負担以外は税金から控除、還付される。ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で寄付できる。

 改修では1階の教室がレストランになり、昼はジビエ料理を提供。夜はバーとして利用する。校長室は大会議室、職員室はモア繁盛の事務室に充て、2021年度に閉鎖される「センター繁盛」の公民館機能も移転する。2階にはドミトリー(相部屋)や個室、シャワー室を設け、家庭科室を自炊室にする。1泊3500円~4500円の予定。

 開業後の運営もモア繁盛が担うことになっており、米田正富代表理事は「活動に協力してくれる人も増え、続けてきてよかった。気軽に泊まれ、客と住民が楽しめる場所にしたい」と意気込んでいる。

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