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前身校を含め約150年の歴史に幕を下ろす室津小学校=たつの市御津町室津
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前身校を含め約150年の歴史に幕を下ろす室津小学校=たつの市御津町室津

 兵庫県たつの市教育委員会は10日、室津小学校(同市御津町室津)を、4月1日付で御津小学校(同町釜屋)に統合させることを決めたと発表した。閉校まで残り2カ月を切る異例のスケジュールだが、室津校区の子育て世代は即時統合を望む声が多数を占めたため、約150年の校史に幕を下ろすことになった。

 室津小は1872(明治5)年に前身校が発足し、92(明治25)年に室津尋常小学校と改名。児童数は300人を超えたこともあったが平成初期に100人を切り、2020年度は29人で市内最少だった。

 市教委は昨年10月に室津校区の「学校適正規模・適正配置協議会」を設置。PTAや自治会との協議で、22年春に御津小と統合する案を示した。

 しかし、未就学児を含む保護者の間では「統合するなら早い方が良い」との意見が多数を占めた。現状の複式学級や途中の学年での統合を敬遠し、御津小への越境通学の可否を尋ねる声もあったという。

 統合先の御津小は児童数428人。制服や校歌は御津小のものを使う。両校は約6キロ離れているため、市内の小中学校では初のスクールバス通学となる。関連議案が3月の市議会で可決されれば正式に統合が決定。統廃合は1967年の龍野東中、龍野西中への再編以来、半世紀ぶりとなる。

 これに対し、中高年世代の卒業生からは「学校は地域の核。なくなるのはさみしい」「閉校がこんなに急とは」と戸惑う声も漏れる。

 室津幼稚園が18年春に休園になって以降、多くの幼児は御津小校区の園にバス通学するようになった。自治会関係者は「それ以来、校区の一体感が薄れ、統合賛成が増えた」と振り返る。

 室津小の跡地利用は未定。住民団体などは当面、旧校区単位で活動する。横山一郎教育長は「残る日数で室津小の思い出作りや御津小の受け入れがスムーズにいくよう支援したい」。他校区の再編は早くても22年春の想定といい「保護者と地域の意見を聞きながら可否を議論している」と話す。(直江 純)

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