兵庫県福崎町のリアルで怖いかっぱキャラ「ガジロウ」をパッケージにあしらった色鉛筆が、三菱鉛筆関西販売(大阪市)から発売された。同町は在庫を持たずに売り上げの3%を受け取れるライセンス契約を締結。収益を地域活性化などに充てる。
ガジロウは、同町出身の民俗学者柳田国男の回顧録「故郷七十年」に登場するかっぱ「ガタロ」をモチーフに、2014年に誕生したキャラクター。
長髪で赤い体の不気味さが売りのため、色鉛筆のパッケージにも、少年から架空の臓器「尻子玉」を引き抜くというおどろおどろしいデザインを採用した。
製品は三菱鉛筆社製の色鉛筆12色セットで、パッケージと同じ絵柄の塗り絵用紙が付属する。企画を持ち込んだ三菱鉛筆関西販売の岩井昭和・営業1部次長は「すごいキャラクターがいるなと驚いた。イメージ通り、強烈なインパクトに仕上がった」と話している。
税込み1430円。主にJR福崎駅前、辻川の両観光交流センターで販売する。福崎町観光協会TEL0790・21・9056
(井上太郎)
