兵庫県佐用町平福出身で、プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスで活躍する小深田大翔(こぶかたひろと)内野手(25)の記念品などを紹介するギャラリーが2日、さよう文化情報センター(同町佐用)に特設された。入団1年目からレギュラーに定着した同選手は、佐用生まれでは初のプロ野球選手。会場にはホームランボールやユニホームなど約50点が並び、2年目のシーズンに向け応援ムードを盛り上げている。(勝浦美香)
小深田選手は2020年に閉校した利神小出身。神戸国際大付属高、近畿大へと進み、大阪ガスを経て19年にドラフト1位で楽天に入った。1年目の昨シーズンは打率2割8分8厘の好成績を残し、新人賞候補にも挙げられた。そんな地元のスター選手に大きなエールを送り、スポーツ振興にもつなげようと町が展示を企画した。
会場には、初安打(昨年6月)や初ホームラン(同9月)を記録した際のサインボールのほか、試合の様子を伝える新聞記事や写真がずらり。プロ入り後に使用していたバットやグラブもあり、使い込んだ様子が日々の努力を物語る。町職員有志が贈った応援ボードも、小深田選手からのサインが刻まれた状態で飾られている。
展示の担当者は「シーズン開幕前に活躍を振り返り、皆で応援していきましょう」と呼び掛けている。4月4日まで。無料。午前9時~午後6時。佐用町生涯学習課TEL0790・82・3336
