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利神城の魅力を発信するため、西播磨県民局などが作成した動画
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利神城の魅力を発信するため、西播磨県民局などが作成した動画
登山禁止で近寄ることができなかった利神城跡。三の丸跡までのガイドツアーを「佐用山城ガイド協会」が企画する=佐用町平福(同町教育委員会の許可を得て撮影)
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登山禁止で近寄ることができなかった利神城跡。三の丸跡までのガイドツアーを「佐用山城ガイド協会」が企画する=佐用町平福(同町教育委員会の許可を得て撮影)
登山禁止で近寄ることができなかった利神城跡。三の丸跡までのガイドツアーを「佐用山城ガイド協会」が企画する=佐用町平福(同町教育委員会の許可を得て撮影)
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登山禁止で近寄ることができなかった利神城跡。三の丸跡までのガイドツアーを「佐用山城ガイド協会」が企画する=佐用町平福(同町教育委員会の許可を得て撮影)

 兵庫・西播磨の山城観光が盛り上がりを見せる中、代表格ながら石垣崩落の危険性から長く入山が禁止されていた佐用町平福の利神(りかん)城で、ついに安全な区域に限定した登山ツアーが実施されることが決まった。4月13日以降、毎月1~3週目の火曜日に催される。観光スポットとして晴れて活用される日を前に、ガイドを務める地元有志のメンバーらも期待を膨らませている。(勝浦美香)

 利神城は、南北朝時代に赤松一族が標高373メートルの利神山頂に築城。江戸期には現在の姫路城を築いた池田輝政のおい・由之が、今に残る石垣などを造築した。2017年には佐用町初の国史跡に指定され、観光名所としてPRする動きが活発化したが、城跡周辺に近寄れないことがネックに。加えて、無断登山の横行も悩みの種となっていた。

 町は20年度、崩落の恐れが高まっている石垣の応急対策工事に着手した。工期は3年に及び、周辺を含めた整備にはさらに時間がかかるとされる。

 西播磨県民局などが山城のPRに力を注ぐ中、町内の有志6人は好機を逃すまいと「佐用山城ガイド協会」を結成。平福在住の春名政男さん(71)を中心に、歴史や登山ガイドのノウハウを勉強し、工事に影響のない三の丸跡までの安全な登山計画を練ってきた。町も活動を後押しし、ツアー開催を認めるとともに、初回までに工事現場周辺の安全対策を強化する。

 ツアーは原則午前10時半に集合し、約3時間の行程を予定する。「道の駅宿場町ひらふく」から、本丸の石垣のほぼ手前に位置する三の丸跡を目指して登り、重厚な石垣や山頂付近からの眺望を堪能した後、下山する。同協会の上杉剛さん(64)は「登りにくい場所や勾配のきつい箇所もあるが、『利神城を攻めに行く』という気分で楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 現在、古民家を改修した宿泊施設など、観光拠点の整備も進む平福地区。会長の春名さんは「登って城の姿を知ってもらえたら、朝霧や夕日と合わせた風景を見たい人も増えるはず。滞在時間を延ばし、宿泊客の増加にもつなげたい」と意気込んでいる。

 ツアーは2週間前までに「利神城ガイドツアー」の専用サイトで申し込む。催行人数は2~20人。参加費は2500円。初回は3月19日午後1時から受け付ける。町商工観光課TEL0790・82・0670

    ◇

 佐用町は「佐用山城ガイド協会」以外による無断登山は引き続き禁止する。西播磨県民局が管内の市町と取り組む「西播磨山城復活プロジェクト」では、利神城の魅力をより広く伝えるための映像を作り、動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信している。

 本丸周辺を散策している気分になれるような映像に合わせ、城や平福地区の歴史を紹介。小型無人機ドローンによる空撮や、3Dのコンピューターグラフィックスで再現した天守も登場し、かつての城の姿がイメージしやすくなっている。

 動画は6分18秒。「西播磨ツーリズム」のチャンネルで配信中。西播磨ツーリズム振興協議会TEL0791・58・2132

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