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開業した古民家ホテルを運営するアーデン歩さん=たつの市龍野町川原町
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開業した古民家ホテルを運営するアーデン歩さん=たつの市龍野町川原町
和室とベッドルーム。インテリアにもセンスが光る=たつの市龍野町川原町
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和室とベッドルーム。インテリアにもセンスが光る=たつの市龍野町川原町

 龍野城下の重要伝統的建造物群保存地区(兵庫県竜野市重伝建地区)に、古民家を改修した1棟貸しのホテル「kurasu 148kawaracho」が開業した。運営会社の社長は、国際結婚して龍野にUターンしたグラフィックデザイナー、アーデン歩(あゆみ)さん(40)。「コロナ禍の逆風でも龍野の魅力を国内外に発信したい」と意気込んでいる。(直江 純)

 実家は城下町で大正初期に創業したクリーニング店だった。旧龍野実業高デザイン科在学中にアメリカに留学し、卒業後はオーストラリアの専門学校へ。そのまま現地のデザイン会社や飲食店で働いた。後に結婚する豪州出身で大阪在住の男性とは、その頃に知り合った。

 2013年、長女が生まれたのを機に、夫も気に入った龍野城下に定住した。観光パンフレットの英訳などを手掛けるうちに、地元のNPO法人「ひと・まち・あーと」グループで働くようになった。

 やがて「自分の世界観をショーケースのように集めた宿ができたら」と夢が広がり始める。持ち前の行動力で周囲を動かし、昨年7月には宿の運営会社を設立。築100年超の古民家を改修し、4LDK、ベッド6台の1号棟が完成した。

 「私自身が近所で家族と暮らしている。いかにも観光地という宿にはしたくなかった」とアーデンさん。「シンプルだが上質」をテーマにテレビや時計は置かず、古いはりや柱、建具などを生かしつつ、モダンな内装に仕上げた。

 夕食も朝食も出さない素泊まり宿。「城下のカフェや飲食店に繰り出して、まち歩きを楽しんで」と話す。宿には客しか滞在せず、緊急時は近隣のスタッフが駆け付ける。フロント機能は近くの観光案内所「あがりがまち」が担う。

 アーデンさん自身、子育てのまっただ中のため、月曜と火曜は原則として宿泊を受け付けず、両立できるようにした。「ベッドメイクや清掃など、主な業務は日中の短時間で済む。ママ仲間にも働いてもらえるよう、好調なら別棟を増やしたい」とも。将来は城下全体をホテルに見立てる構想だ。

 開業記念価格として1泊2人2万円、6人なら2万8千円程度から。宿泊以外に、親族やグループの会合などにも利用可能。予約は「ブッキング・ドットコム」から。あがりがまちTEL0791・78・9292

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