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「S」の矢印の先にうっすらと見える光跡がスターリンクトレイン。2日付の本紙阪神版に掲載された
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「S」の矢印の先にうっすらと見える光跡がスターリンクトレイン。2日付の本紙阪神版に掲載された
星の隙間を縫うように舞うゲンジボタル(5月30日夜、8秒露光の写真130枚を比較明合成)=猪名川町内
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星の隙間を縫うように舞うゲンジボタル(5月30日夜、8秒露光の写真130枚を比較明合成)=猪名川町内

 「神戸新聞の記事に、スターリンクトレインが写っている」。今月初め、兵庫県立大西はりま天文台(佐用町西河内)の鳴沢真也理学博士からこんな連絡が入った。該当するのは2日付の阪神版に掲載されたゲンジボタルの写真。見ると、星の日周運動とは異なる光の軌道がうっすらと夜空に写っていた。

 地球外知的生命探査(SETI)の研究で知られる鳴沢さんによると、光跡の“正体”は米国の宇宙航空会社「スペースX」が通信システム構築のために打ち上げた衛星。60機が連なって同じ方向に進むことから「スターリンクトレイン」と呼ばれる。

 ただ、夜空を一斉に横切る60機もの衛星は、星を観察する天文学者にとっては「少々やっかいな光」な上、「特殊な動きをするため、未確認飛行物体(UFO)だと騒ぐ人もいる」と鳴沢さん。今の季節はホタル観賞などで夜間に出掛ける人が多く、目撃情報や問い合わせも増える傾向にあるが「見掛けてもあまり驚かないで」と呼び掛けている。(勝浦美香)

 ■流れ星と勘違い、願い事したのに

 梅雨の晴れ間、夜空を見上げると無数の星。ホタルの光と星空を“競演”させようと、レンズを上に向けた。

 撮れた写真の何枚かに、すっと流れる光跡が写っていた。「流れ星?」。撮影中は気付かなかったので、「健康に過ごせますように」と写真を見ながら願っておいた。

 “流れ星”の正体がまさか衛星だとは、同僚記者に教わるまで思わなかった。「スターリンクトレイン」という響きはロマンチックでかっこいい。でも、願い事はかなえてくれなさそう。皆さんも、流れ星と間違えないようご注意ください。(大田将之)

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