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潮田又之丞の印形が入ったお守り=赤穂大石神社
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潮田又之丞の印形が入ったお守り=赤穂大石神社
潮田又之丞の実印
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潮田又之丞の実印

 新型コロナウイルスの早期収束を願い、赤穂大石神社(兵庫県赤穂市上仮屋)は「悪疫退散印形御守(いんぎょうおまもり)」を作った。江戸時代に主君浅野内匠頭(たくみのかみ)の無念を討ち入りで晴らした赤穂義士の一人、潮田又之丞(うしおだまたのじょう)(1669~1703年)の実印の形を入れた。又之丞の霊魂が乗り移り、伝染病よけにもなったというお守りは170年前、1万枚が発行されたと記録に残る。30日午後7時から、同神社である輪越し祭りの参拝者に無料で配る。(坂本 勝)

 又之丞は浅野赤穂藩の絵図奉行で禄高(ろくだか)200石、やりの名手だった。内匠頭の刃傷(にんじょう)事件後、姉が嫁いだ播州加西郡の渡辺与左衛門に家族4人を預け、討ち入りを志願。四十七士を率いた大石内蔵助(くらのすけ)の側近として行動を共にした。「本望を達したならば、わが霊魂がこの印に乗り移り、開運・魔よけの守護神になるだろう」と遺言し、実印などを残した。

 実印は1851(嘉永(かえい)4)年、又之丞のいとこの子孫で、佐倉藩(現在の千葉県佐倉市)の藩士だった潮田監物(けんもつ)に渡辺家から譲渡された。潮田家の系図によると、監物はこの印を押したお守りを同年末から翌年正月にかけて1万枚発行し、江戸で希望者に配ったとされる。実印など又之丞の遺品は、印形お守りとともに赤穂大石神社に奉納された。

 同神社が今回作ったお守りは縦20センチ、横8センチで、500枚を準備。又之丞の本名「高教(たかのり)」の印形の周りに悪疫退散の文字を九つ配し、十文字やりの絵や神社の印を添えた。

 印形お守りの由緒を系図や史料から読み解いた同神社の佐藤誠非常勤学芸員は「アマビエのように又之丞の印形にも病魔退散の願いを託したい」、飯尾義明宮司は「ワクチン接種が進む中、印形の霊験でコロナ収束を」と願う。

 30日から配布し、なくなり次第終了(送料実費)。赤穂大石神社TEL0791・42・2054

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