探査機はやぶさ2が昨年12月、小惑星りゅうぐうの砂などが入ったカプセルを地球に帰還させてから約6カ月。海洋研究開発機構などによる粒子の初期分析が20日、始まった。水や生命の起源解明につながる可能性もあるという重要な実験の舞台となるのは、世界屈指の性能を誇る大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町光都1)。携わる研究者らも期待に胸を膨らませている。(村上晃宏)
分析するのは宇宙航空研究開発機構(JAXA)から提供を受けた粒子8個で、大きさは最大でも直径約4ミリ。りゅうぐうには太陽系ができた約46億年前の有機物や水を含んだ鉱物が残っている可能性があり、粒子が変質しないよう「反応が起きにくい」という窒素で満たされた容器で保管されている。23日まで72時間連続で設備を稼働させ、解析に挑む。
高解像度のコンピューター断層撮影(CT)により、粒子を回転させながら1粒当たり1800~3600枚もの画像を記録。立体画像を作って粒子を形成する物質の構造を把握し、特徴的な箇所が見つかればさらに細かな分析に入る。
詳細分析には「エックス線回折(かいせつ)法」と呼ばれる手法を用いる。物資の原子や分子に当たったエックス線の進行方向などから物質の特徴や種類が特定でき、粒子のどの部分にどんな物質があるかも分かるという。
研究チームに参加する土山明・立命館大招聘(しょうへい)教授(67)によると、スプリング8以外で分析する場合は初期段階から粒子を切ったり壊したりする必要があり、重要な物質まで破壊してしまう恐れがある。これに対し、強力なエックス線を放射できるスプリング8なら粒子の構造を特定した上で切断し、詳細な解析につなげることが可能といい、「宝くじのような要素を排除できる」と話す。
今回の実験で得られたデータを基に、さらに関連する研究施設で鉱物や有機物の分子構造などを解析するため、詳細が分かるのは先になる。土山さんは「サプライズがあると期待している」と力を込めた。
はやぶさ2は2014年に打ち上げられ、地球から約3億キロ離れたりゅうぐうに2度着陸。砂などの採取に成功し、昨年12月に地球へカプセルを帰還させた。

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