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全員で前を向いて黙って給食を食べる「黙食」=太子東中学校
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全員で前を向いて黙って給食を食べる「黙食」=太子東中学校
「給食ラジオ」を放送する生徒会役員=太子東中学校
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「給食ラジオ」を放送する生徒会役員=太子東中学校

 新型コロナウイルスの感染防止のため、給食を黙って食べる「黙食」。そんな時間を和やかなひとときに変えようと、校内放送を活用する学校がある。兵庫県太子町太田の太子東中学校だ。生徒会がプログラムを工夫し、部活動の活躍ぶりを伝えたり、新任の教職員が自己紹介したり。舌だけでなく「耳でも楽しむ」時間となっている。(直江 純)

 同校では新型コロナの流行前、給食の時間になると班ごとに机を向かい合わせて会話を楽しんでいた。しかし、第1波に伴う休校が解除された2020年6月以降は、感染リスクが高まる食事中の会話を禁止。全員で前を向いたままの「黙食」が続いている。

 「それではあまりに味気ない」と、20年度に図書委員の生徒らが考えたのが校内放送の活用だった。詩の朗読を試行したところ好評だったため、21年度は生徒会(扶蘇沙尚(ふそうさな)会長)が中心になって「お昼休みにウキウキできる新番組」の企画を練った。

 「こんにちは、給食ラジオの時間です」。早めに食べ終えた生徒会役員の加藤智也さん(14)と内匠(たくみ)菜月さん(14)がマイクに語り掛ける。この日のテーマは部活動。主将や部長が提出したアンケートを基に原稿を準備し、「1、2、3年生が一つになって目標に向かって練習に取り組んでいるそうです」などと順に紹介した。

 読み手は生徒で、読まれる内容も身近な話題ばかり。黙って食べている生徒たちも興味を持って聞いており「今日のは面白かった」などと反響が届くという。

 高齢者からワクチン接種が進んでいるとはいえ、「黙食」を解除できるめどは立っていない。生徒会のメンバーは「今後も先生にテスト前の勉強法をアドバイスしてもらうなど、新しい企画を考えていきます」と意欲的だった。

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