西播

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宍粟市で採火された火を一つにまとめる参加者=同市千種町西河内
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宍粟市で採火された火を一つにまとめる参加者=同市千種町西河内
たつの市では参加者が「きりもみ式」で種火づくりに挑んだ=同市新宮町新宮
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たつの市では参加者が「きりもみ式」で種火づくりに挑んだ=同市新宮町新宮

 24日の東京パラリンピック開幕を前に、聖火の元となる採火式などが全国各地で始まった12日、兵庫県中西播でも宍粟市、たつの市、神河町、佐用町の4市町で関連の催しが開かれた。雨天のため一部内容を変更した自治体もあったが、地域の特色を生かして火をおこした参加者たちは「出場選手を勇気づけ、共生社会を照らす火になれば」と大きくなる炎に思いを託した。(村上晃宏、吉本晃司、勝浦美香)

 砂鉄を木炭で燃やして鉄を取り出す「たたら製鉄」の鉄山跡がある宍粟市では、たたらの里学習館(同市千種町西河内)で式典が開かれた。本来は直接、たたら製鉄の炉から採火する予定だったが、今回は住民団体「宍粟鉄を保存する会」の会員が事前に採った火を活用した。

 地元住民10人が「トーチキス」で火をつなぎ、最後に全員で一つにまとめると高く炎が上がり、関係者約60人から大きな拍手が起こった。同会の上山明事務局長(82)は「たたら製鉄の火が聖火になるのは地元の誇り。炎が選手たちの活躍の一助になれば」と力を込めた。

 たつの市では国指定史跡「新宮宮内遺跡」(同市新宮町新宮)で採火式があり、木の棒を回して摩擦で種火をつくる「きりもみ式」などに挑戦。参加者約40人は慣れない方法に苦戦したが、約30分後に火が上がると歓声を響かせた。その後、トンボの形をしたろうそくなどに火が移された。

 神河町の式典は同町貝野のスポーツ施設「すぱーく神崎」であり、身体障害者ら15人が木の摩擦熱や金属の火花で火をおこした。40分ほどで着火に成功し、火は一つにまとめてランタンに保存された。町身体障害者福祉会の西田勝義会長(71)は「湿気が多く苦労したが何とか点火できた」と顔をほころばせた。

 「星空の街」にちなみ、天体望遠鏡で太陽光からの採火を予定していた佐用町は雨天のため内容を変更。町役場前にヒマワリの花や望遠鏡を並べ、ライターで付けた火をランタンに移した。町身体障害者福祉協会の西坂越次会長(80)は「この火のように皆の心が一つになり、安全なイベントになれば」と願った。

 中・西播磨地域では14日に赤穂市、上郡町、福崎町、15日に姫路市、相生市、太子町、16日に市川町で採火が行われる予定。県内各市町の火は16日に神戸総合運動公園陸上競技場(神戸市須磨区)で一つとなり、東京へ届けられる。

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