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移動車で販売される乾燥コオロギをトッピングしたジェラート=神河町川上
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移動車で販売される乾燥コオロギをトッピングしたジェラート=神河町川上
乾燥コオロギをトッピングしたジェラート=神河町川上
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乾燥コオロギをトッピングしたジェラート=神河町川上
間もなくススキが見頃を迎える砥峰高原=神河町川上
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間もなくススキが見頃を迎える砥峰高原=神河町川上

 間もなく山一面のススキが見頃を迎える兵庫県神河町の砥峰(とのみね)高原で、食用コオロギの粉末を練り込んだジェラートの販売が始まった。旧川上小学校(同町川上)の校舎でコオロギの養殖システムを手掛ける「バグモ」(京都市)が粉末を提供しており、早速購入して未知の味に挑戦した若者からは「思ったより食べやすい」と好評だ。(吉本晃司)

 ジェラートは、峰山高原ホテルリラクシア(同町上小田)が砥峰高原に出店しているキッチンカー「TSUMUGI」(つむぎ)で販売している。仙霊茶で作ったほうじ茶味や米粉味など、地元産の素材を使ったジェラートが6種類あり、コオロギは珍しさもあって人気という。

 乾燥させたコオロギの粉末をそのまま練り込んでいるため、ジェラートには黒や茶色の細かい粒も見える。販売を担当するリラクシアの大角尚子さん(38)は「きな粉やナッツのような味という感想が多い。ジェラートの生地はあっさりしたミルク味なので、それぞれの素材の味が楽しめる」という。

 ジェラートが1種類の場合、カップ入りが400円、コーン入りが450円。2種類選ぶとカップ入りが550円、コーン入りが600円。さらに50円で姿焼きのような乾燥コオロギをトッピングすることもできる。大角さんは「ジェラートを味わい、秋の楽しい思い出にしてほしい」とPRしている。

 販売は11月14日まで。峰山高原ホテルリラクシアTEL0790・34・1516

■満喫!高原のススキ自生地

 神河町は9日から、広大なススキの自生地で知られる砥峰高原、峰山高原とJR播但線の寺前駅を結ぶ直通バスの運行を始める。10月は土日と平日の26~29日、11月は3、6、7日に運行する。

 寺前駅発は午前9時40分と正午の2便で、所要時間は砥峰高原が約45分、峰山高原が約65分。帰りは午後1時50分と同3時35分に峰山高原を出発し、約20分後に砥峰高原を経由して同駅に向かう。

 料金は中学生以上が往復1800円、片道900円。小学生は往復900円、片道500円。3日前の午後5時までに、神河町観光協会(TEL0790・34・1001)に電話で予約する。NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の撮影スタッフに提供された「神河弁当」など3種類のランチも予約時に申し込める。

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