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ユーチューブ甲子園2021夏で銀賞に輝いた福崎高校の「フーキーズ」のメンバー=福崎町福田
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ユーチューブ甲子園2021夏で銀賞に輝いた福崎高校の「フーキーズ」のメンバー=福崎町福田

 高校生が企画、制作した動画の出来栄えを競うコンテスト「YouTube(ユーチューブ)甲子園2021夏」で、福崎高校(兵庫県福崎町福田)3年の男子6人チーム「フーキーズ」が全国2位の銀賞に輝いた。校舎全体を使って鬼ごっこをするという大胆な内容で、海外1チームを含む82校218チームの中から選ばれた。6人は「頑張って努力したら成果が出た。やればできると分かった」と喜んでいる。(吉本晃司)

 ユーチューブ甲子園は岡山県の学生服メーカーの関連会社が今年春に始めた。開催は高校野球と同様に春と夏の年2回。生徒の視点で学校の魅力を発信してもらい、発想力や表現力、独創性などをプロの動画クリエイターらが審査する。

 福崎高校では、選択授業の「情報」を担当する戎原進一教諭(42)が「外の世界とつながろう」と5月にコンテストへの応募を提案。生徒20人が3チームに分かれ、それぞれ独自の企画を考えて動画を撮影し始めた。

 フーキーズのメンバーは、田中天真(てんしん)さん(18)▽中村優希さん(18)▽仲元柚翔(ゆうと)さん(18)▽田中瑞樹さん(17)▽中杉羽琉(はる)さん(17)▽尾橋知樹さん(17)-の6人。企画したのは校舎を丸ごと使った鬼ごっこで、鬼2人と逃走者4人に分かれ、逃走者は所定の「ミッション」をこなしながら逃げ切りを図る。

 撮影は学校の許可を得て、誰もいない6月の日曜早朝に行った。全員がスマートフォンと自撮り棒で自分を写しながら走り回り、6人分の動画を田中天真さんがスマートフォンのアプリで編集。21分半の作品に仕上げた。

 結果の発表はユーチューブでのライブ配信だったが、6人は模擬試験の最中だった。別室でリアルタイムで見ていた戎原教諭は銀賞受賞の瞬間、叫びたい気持ちをぐっと抑え、事後配信を見た6人はJR福崎駅で一緒に叫んでしまったという。

 フーキーズの動画について、コンテスト事務局は「めっちゃ楽しそう」「ずっと自然体で、ありのままの高校生の姿が見える」と評価。「いろんな生徒がいることが分かり、生徒、先生、学校の魅力が詰まっている」とたたえた。

 愛校心の高さを自負する尾橋さんは「学校を使って遊ぶという企画は県立高なら無理かなと思ったが、いい先生がいて許可が出た。福崎高は素晴らしいと分かった」と喜びを表現。他のメンバーたちも「考えるのも編集するのも大変で、ユーチューバーのすごさが分かった」などと話した。

 動画にも登場する戎原教諭は「先生の中にはまだユーチューブに対する悪いイメージがある人もいる。それを使って学校紹介ができれば面白い。今後も挑戦を続けていきたい」と意欲を見せる。

 動画はユーチューブの福崎高校公式チャンネル、結果発表や講評の動画はユーチューブ甲子園の公式サイトでそれぞれ公開されている。

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