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岡山空襲などの戦争体験を児童に話す堀尾幸二さん=市川町近平
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岡山空襲などの戦争体験を児童に話す堀尾幸二さん=市川町近平

 子どもたちに戦争の悲惨さや平和の尊さを伝える授業が22日、兵庫県市川町近平の甘地小学校であり、同町遺族会の堀尾幸二さん(92)=同町=が岡山空襲などの体験を6年生22人に語った。

 同遺族会は戦後70年の2015年から町内の小中学校で語り部事業を続けており、今回で6回目。この日はオープンスクールで、保護者らも参観した。

 堀尾さんは1943年に15歳で東京陸軍少年飛行兵学校に入り、宇都宮、大阪を経て45年6月、岡山に移った。戦況が悪化し、6月29日には岡山で大規模な空襲に遭った。堀尾さんは「焼夷(しょうい)弾がシャーシャーと風を切って落ちてくる音が聞こえ、すぐに辺り一面が火の海になった」と恐怖を語り「腕や脚がない遺体が多数あり、親を失った子どもが泣き叫んでいた。まさに地獄だった」と声を絞った。

 戦争が終わったときは「むなしさがこみ上げた」といい、最後に「今の幸せな時代を築いたおじいさん、おばあさんに感謝し、大きくなったら戦争の悲惨さを語り継いでいってほしい」と児童に呼び掛けた。(吉本晃司)

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