長く続いた残暑から一転、兵庫・播磨も一気に秋めいてきた。神河町の砥峰(とのみね)高原では、白く輝くススキの穂が秋風になびく季節に。なだらかな東向き斜面に広がる約90ヘクタールの草原は、午後の日差しを浴びると一層美しさを増し、荘厳な雰囲気を漂わせる。
同高原は西日本有数のススキの自生地で、作家村上春樹さん原作の映画「ノルウェイの森」などのロケ地としても知られる。
新型コロナウイルスの影響で屋外レジャーの人気は高く、砥峰でも今年9月の来訪者数は約1万3千人とコロナ前から倍増。昨シーズンもピーク時には数キロに及ぶ渋滞ができたという。
見頃は11月上旬まで。とのみね自然交流館TEL0790・31・8100
(大山伸一郎)