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1周年を迎えたスーパー「にこにこマート」で店舗責任者を務める坂口和幸さん=宍粟市波賀町上野
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1周年を迎えたスーパー「にこにこマート」で店舗責任者を務める坂口和幸さん=宍粟市波賀町上野
多彩な食材などが並ぶ店内。地域の暮らしを支えるとともに交流も生んでいる=宍粟市波賀町上野
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多彩な食材などが並ぶ店内。地域の暮らしを支えるとともに交流も生んでいる=宍粟市波賀町上野

 住民有志で運営するスーパー「にこにこマート」(兵庫県宍粟市波賀町上野)が5日、開店から1周年を迎える。3年前、地域唯一のスーパーが閉店し、危機感を募らせた住民たちがオープンに奔走した。現在は生鮮食品や日用品など約800商品を取り扱い、毎月の来客数は2千人以上、売り上げも250万円超で黒字経営を維持している。(村上晃宏)

 地域唯一のAコープ波賀店が閉まったのは2018年3月。食料や日用品を購入できる店が個人店舗やコンビニなどに限られたため住民たちがスーパーなどの誘致を目指したが、壁は高かった。

 このため自主運営に乗り出すことを決断し、主体となる「波賀購買店整備委員会」を発足させた。店舗責任者には、県の地域再生協働員として道の駅で販売部門を担当していた坂口和幸さん(61)が就任。県の補助金や住民からの協賛金を活用し、Aコープ隣の空き店舗を改装して開店した。

 洗剤やトイレットペーパーといった生活用品をはじめ、地元農家が育てた野菜や肉、鳥取県内の市場から仕入れた果物など豊富な食材をそろえる。買い物客やスタッフの要望、意見を積極的に取り入れ、当初から商品を300点ほど増やした。

 来店を促すサービスにも力を入れる。スマートフォンで撮ったお薦め品を会員制交流サイト(SNS)に投稿してPRし、毎月25日は「にこにこデー」と銘打って特売を実施する。今では来店者同士で「久しぶりやね」と会話も弾み、地域の交流拠点にもなっている。

 2年ほど前に運転免許証を返納した近くの女性(78)は週3日、買い物に訪れる。「歩いて行ける距離に店があって本当に便利。知り合いにも会えるし、商品も充実していて満足」と話す。

 坂口さんは「地域住民の生活を支える店になってきた実感がある。今後も魅力アップを図りたい」と意気込む。

 1周年記念として「大感謝祭」も開催中で、4日までは果物や鍋料理の具材などを特売。5日はバルーンアートのショーや住民グループによる餅つき、菓子のプレゼント(先着400人)などがある。にこにこマートTEL0790・75・2442

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