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アキノイサムさんが旅先で描いた絵巻やその縮小印刷が並ぶ会場=上郡町生涯学習支援センター
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アキノイサムさんが旅先で描いた絵巻やその縮小印刷が並ぶ会場=上郡町生涯学習支援センター
縮小印刷した絵巻の一部=上郡町生涯学習支援センター
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縮小印刷した絵巻の一部=上郡町生涯学習支援センター
アキノイサムさん(同町立図書館提供)
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アキノイサムさん(同町立図書館提供)

 異国情緒あふれる独自の精神世界を構築し、没後10年の今も根強い人気を誇る画家・絵本作家のアキノイサムさん(秋野亥左牟、1935~2011年)が旅先で描いた絵巻の数々が、晩年を過ごした兵庫県上郡町の生涯学習支援センター(同町上郡)で展示されている。実物4巻、プリントは7巻分あり、これだけまとまった数の絵巻が並ぶのは没後初という。24日まで(20日は休館)。(上杉順子)

 アキノさんは戦後画壇をけん引した女性日本画家、秋野不矩(ふく)の次男。東京芸大彫刻科を中退後、母とインドに渡り、1人で残って絵本「プンクマインチャ」を著した。その後は欧州や南米、アフリカなど世界各地を旅し、沖縄や広島での暮らしを経て、2006年から亡くなるまで上郡町八保で暮らした。

 展示は町教育委員会が主催。アキノさんの作品展はほぼ毎年開くが、絵巻を扱うのは初めてという。

 アキノさんは1976年ごろから旅に出る時に障子紙を持ち出し、見たことや感じたことを描き、文章でもつづった。長いものは約15メートルあり、会場のガラスケースに全てを入れるのは無理だったが、「より多くの絵巻を見せたい」と、同センター内にある町立図書館の職員が展示方法を検討。生前に出版が計画された時に撮影した写真フィルムがあると分かり、一部を6割の大きさに縮小印刷して壁面展示することにした。

 一般的なプリンターで印刷したため、発色などは実物と異なるが、担当者は「プリントは1巻通して鑑賞できるので世界観に触れてほしい。色使いはガラスケースの実物で味わってもらえたら」と話している。

 プリントにはフィルム撮影時にアキノさんらが編集者のインタビューに答えたコメントが添えられ、どこの国にいた時に描いたシーンかなどが、ある程度分かるようになっている。

 無料。午前9時~午後5時(24日は3時まで)。上郡町立図書館TEL0791・52・4611

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