兵庫県の播磨地域にスキーシーズンが訪れた。神河町上小田の峰山高原リゾートホワイトピークは一足早く19日に営業を始め、スキーヤーやスノーボーダーが白銀の世界を満喫。23日にはちくさ高原スキー場(宍粟市千種町西河内)が営業を始め、ばんしゅう戸倉スキー場(同市波賀町戸倉)も26日にオープンする。
(吉本晃司)
新型コロナウイルス禍の中で迎える2度目の冬は、どのスキー場も感染防止対策や雪不足対策などに力を入れる。
峰山高原は人工造雪機を16台増やし、41台で3コース全てを造雪できるようになった。コロナ対策として、食事とリフト券、スキー用品レンタルがセットになった「手ぶらパック」のオンライン販売を始め、対面販売の機会を減らす。
ちくさ高原は山頂の貯水槽を利用した日本初という降雪システムを導入。土日祝日と年末年始に営業するばんしゅう戸倉は、今シーズンに限り中学生以下のリフト券を無料とし、家族連れの利用増を期待する。
約40センチの雪が積もった峰山高原では、赤や青のウエアをまとったスキーヤーが勢いよくゲレンデを滑走。姫路市から親子で訪れた公務員の男性(30)は「スキー場は外で楽しめ、子どものストレス発散もできるのでうれしい」と話していた。
各スキー場とも雪がある限り、おおむね3月中旬まで営業する予定。
