高さ149・9メートルを誇り、関西電力のグループ会社「関西電力送配電」(大阪市)が管轄する鉄塔で最も高いとされる「播磨西線(はりまにしせん)No.1」(兵庫県相生市矢野町小河)が精巧なフィギュアとなった。1400分の1の大きさで造形が忠実に再現され、全国のカプセル自販機で購入できる。
鉄塔は1997年に建造され、高さは大阪市の観光名所・通天閣の約1・5倍。相生-宍粟市の変電所間を結ぶ送電線を支え、関係者から「はりにし」の愛称で親しまれている。
フィギュアは高さ10・7センチ。建設当時の設計図を基に東京のおもちゃ開発会社「ケンエレファント」が手掛けた。近年はコアな鉄塔ファンが増えているといい、昨年12月の発売から人気を集めているという。
岐阜県の2基もフィギュア化され、計3種類を通販サイトアマゾンでも販売している。担当者は「鉄塔の造形美に注目してもらうきっかけになればうれしい」と話した。
ガチャガチャは1回500円。(地道優樹)
