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講演した進藤達哉医師=たつの市龍野町富永、龍野商工会議所
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講演した進藤達哉医師=たつの市龍野町富永、龍野商工会議所

 新型コロナウイルスの最新情報を学ぶ講演会が、龍野商工会議所(兵庫県たつの市龍野町富永)で開かれた。流行「第6波」の中心となっているオミクロン株は軽症例が多いとされるが、高齢世代にも感染が広がれば一定数は重症化する可能性があり、感染症専門医は「ワクチン未接種者は特に高リスク」と警鐘を鳴らした。(直江 純)

 同商議所のコロナ対策を指導する進藤達哉医師が講師を務め、会場とオンラインで約60人が聴講。進藤医師は「オミクロンは感染速度が速い分、ピークが過ぎるのも早い。日本は今から2月が正念場だ」と指摘した。

 対策としては「3密防止ではなくゼロ密を目指す。10人が一堂に会するより、1対1で10人と会う方が感染しにくい」とし、マスクの素材では飛沫(ひまつ)防止効果の高い不織布を推奨した。

 ワクチンの3回目接種については「高齢者や透析患者、抗がん剤使用者らには接種を強く勧める。同居家族も同様だ」とし「3回接種した80代よりも、接種していない30代の方が入院率が高い」とのカナダのデータを紹介した。

 5~11歳への接種は「重症化がまれで打たない選択肢もあるが、子ども本人や同居家族を守るためには有効」とした。感染症法上の扱いを、季節性インフルエンザ相当の危険度である「5類」に引き下げる案には「実際に治療できる病院が増えるとは思えない。時期尚早だろう」と述べた。

 企業の管理者らに対しては「長期戦なので費用対効果も考慮すべき。高価な空気清浄機もいいが、窓を開ける換気を優先しよう」と助言した。

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