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入浴剤として人気急上昇中のエプソムソルト=赤穂化成
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入浴剤として人気急上昇中のエプソムソルト=赤穂化成

 兵庫県赤穂市のふるさと納税の返礼品で、入浴剤の人気が急上昇している。2021年春に登録された赤穂化成(同市坂越)の「エプソムソルト」の申込数がうなぎ上りに。以前からあるアース製薬の商品「温泡(おんぽう)」「温素」を含め、21年度は入浴剤を返礼品に選ぶ寄付額が既に3100万円(22年1月末時点)を超え、前年度の同時期から倍増している。2月6日の「お風呂の日」を前に、市は一層の寄付増加を期待する。

 同市に寄せられた20年度のふるさと納税額は約2億3700万円(約1万5900件)で、県内41市町の中で21位だった。21年度はエプソムソルトが返礼品に加わった効果もあり、22年1月末時点で約3億3400万円(企業・団体や市民からの寄付を除く)に上っている。

 返礼品のトップは不動の養殖カキ。7事業者の57品目がそろい、寄付額は約2億3500万円(22年1月末時点)と全体の約70%を占める。これに次ぐのが入浴剤だ。赤穂化成(直販子会社のアコールで登録)と同市に工場を構えるアース製薬の商品計7品目があり、1~2万円の寄付で返礼品として選べる。寄付額の割合は9%でトップとは差があるが、これまで2位の黒毛和牛を1%上回った。

 エプソムソルトは硫酸マグネシウムの呼び名。愛用する国内外のセレブや芸能人らが会員制交流サイト(SNS)で発信して注目を浴びた。保湿効果が高く、無色無臭。150リットルの風呂に通常の入浴剤の5倍、1回に約150グラムを溶かすと体が温まり、効果を実感できるとされる。

 赤穂化成は21年3月に10キロの袋入りを商品化した。ドラッグストアには売っておらず、同社も通販の売り上げが右肩上がり。原料の鉱石が不足し、生産が追い付かないという。マーケティング部グループ長の坂本力也さん(49)は「肌がすべすべになる効果も実感できる」と話す。

 同市へのふるさと納税は現在、六つのサイトから寄付できる。市商工課TEL0791・43・6838

【エプソムソルト】16世紀ごろ、硫酸マグネシウムが発見された英ロンドン郊外の地名「エプソム」と、塩の結晶のように見えたため「ソルト」を組み合わせて名付けられた。海水にも含まれるが微量のため、赤穂化成は中国・遼寧省の鉱石を輸入している。

(坂本 勝)

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