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斑鳩寺の大谷康文住職(右)と並んであいさつするスズキコージさん=太子町鵤
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斑鳩寺の大谷康文住職(右)と並んであいさつするスズキコージさん=太子町鵤

 太子町鵤の斑鳩寺で22日、神戸市中央区在住の画家スズキコージさん(73)によるライブペインティングイベント「斑鳩民謡画祭」が始まった。幅5・4メートルの巨大キャンバスに素手や割り箸で絵の具を塗り、26日までの5日間で少しずつ完成させる。

 22日は聖徳太子の命日とされ、例年なら「春会式(はるえしき)」でにぎわうが、新型コロナウイルス禍で2年連続中止に。町や住民らでつくる聖徳太子1400年プロジェクト推進協議会が、代替行事としてスズキさんを招いた。奇想天外な作風で絵本作家としても知られ、詩人の谷川俊太郎さんとの共著もある。

 スズキさんは布に描いた自作が万国旗のように境内にはためく中、国重要文化財の三重塔を背景に制作を開始。絵の具で染まった手をたき火で温めて小休止しつつ、「天国みたいな場所で描けてうれしい。どんな絵になるか、自分でもまだ分かりません」と表情をほころばせた。

 実演は連日午前10時~午後3時半ごろ。最終日の26日午後2時からは、アフリカ音楽奏者のミロゴ・ベノワさん(35)=姫路市=のライブもある。観覧無料。(直江 純)

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