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人命救助で感謝状を受け取った小寺由起子さん(左)と小野愛加さん=たつの市揖保川町正條、西はりま消防組合本部
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人命救助で感謝状を受け取った小寺由起子さん(左)と小野愛加さん=たつの市揖保川町正條、西はりま消防組合本部

 心肺停止状態になった女性(72)に心臓マッサージを施して命を救ったとして、西はりま消防組合は、いずれも兵庫県太子町在住の主婦小寺由起子さん(44)と看護師小野愛加さん(26)に消防長感謝状を贈った。偶然通りかかった2人の初期対応が良く、女性は大きな後遺症なく退院にこぎ着けたという。

 1月21日午前9時半ごろ、太子町矢田部のスーパー駐車場で、自転車の女性が突然転倒。目撃した小寺さんが119番し、店員にも知らせた。小野さんはツカザキ病院(姫路市網干区)の夜勤明けに買い物に来て騒ぎに気付き「車との事故かな」と駆け寄った。

 小野さんは自発呼吸と脈がないことを冷静に確認。近くに自動体外式除細動器(AED)がなかったため、胸骨を圧迫する心臓マッサージを始めた。救急車が到着したのは通報の6分後。「サイレンの音が近づいてきて安心しました」。

 現場に出動した石野拓志・消防司令補(43)は「模範となるような動きをされていた。看護師と聞いて納得しました」と振り返る。

 感謝状を受け取った小寺さんは「気が動転して、はっきり覚えていない」と苦笑い。小野さんは「病院以外での救命措置は始めて。お役に立てて良かった」と笑顔を見せた。(直江 純)

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