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運航をスタートさせる屋形船「赤龍丸」=相生湾
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運航をスタートさせる屋形船「赤龍丸」=相生湾
相生湾をゆったり眺められる船内=相生湾
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相生湾をゆったり眺められる船内=相生湾

 養殖カキの産地として知られる相生湾で1日、屋形船の運航が始まる。道の駅「あいおい白龍(ペーロン)城」(兵庫県相生市那波南本町)を発着点に湾内を1時間半で周遊し、カキ料理などを味わいながら船旅が楽しめる。(地道優樹)

 貸し切りバス事業を手掛ける「赤とんぼ観光」(同県たつの市)が運営。新型コロナウイルス禍でバスの利用が激減する中、瀬戸内海を巡る屋形船がないことに目を付け、昨秋、東京湾を運航していた中古船を購入。国交省の運航許可を得た。同省神戸運輸監理部によると、海上での屋形船の運航は播磨地域で初めてという。

 「赤龍丸(せきりゅうまる)」と名付けた船は全長約20メートル。利用定員は45人で、畳敷きの船内にはトイレやWi-Fi(ワイファイ)環境を備える。相生湾の周遊コースは約14キロあり、船の修理工場や発電所、カキの養殖いかだなどを海面とほぼ同じ高さから眺められる。

 利用は食事代込みで大人1人7千円、小学生以下3500円。刺し身や天ぷらなど和食セットを用意し、ソフトドリンクやアルコール類が飲み放題。貸し切りもできる。コロナの感染防止のため、当面は仕切りで4人席と6人席に分け、運航も午前11時と午後1時半の1日2便のみとする。

 今後は沿岸の赤穂御崎や室津港、新舞子浜などを巡るコースも計画中で、夕方からの便も出すという。

 川内優介社長(44)は「将来的には、赤いちょうちんをともした船で相生湾を彩りたい。新しい観光名物になれば」と期待する。

 同社TEL0791・72・9370

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