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新しく追加された白旗城の再現図
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新しく追加された白旗城の再現図

 兵庫県の播磨地域に点在する山城を、コンピューターグラフィックス(CG)で再現したスマートフォン向けのアプリ「西播磨の山城へGO」が更新され、新しい城が追加された。難攻不落で落ちない城として知られる白旗城(上郡町)と、戦国大名の尼子氏が治めた尼子山城(赤穂市)を加えたほか、エリアを中播磨にも拡大し、10カ所の城が楽しめる。(井上 駿)

 山城跡を観光振興に生かそうと、西播磨県民局が取り組む「山城復活プロジェクト」の一環。アプリは2020年8月、利神城(佐用町)のみで始まった。その後、篠ノ丸城(宍粟市)と龍野古城(たつの市)、感状山城(相生市)が追加され、今回の更新で西播磨は計6カ所の城を紹介する。城の解説や立体的な再現図を楽しむことができる。

 後に播磨守護となる赤松円心が、1336年に築いたとされる白旗城は、西に敗走していた足利尊氏を追う新田義貞の猛攻を約50日耐え抜いたとされ、赤松氏の主要な城の一つに数えられる。記録上は一度も落城したことのない「落ちない城」として受験生の願掛けの場にもなっている。

 尼子山城は、戦国大名の尼子晴久が播磨に侵攻した際に統治下に置かれ、息子の義久が城主に就いたとされる。付近には切り立った崖や岩が露出し、頂上からは瀬戸内海が一望できる。

 中播磨エリアの4カ所は、城のイラストと解説を掲載し、現地を訪れると詳細な城の再現図を楽しむことができる。次の更新は22年度中に予定し、太子町の楯岩城を追加する。

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