兵庫県佐用町延吉の庭園「播州平福しゃくなげの里」で、早咲きのシャクナゲが見頃を迎えている。広々とした山林の斜面を白や薄いピンクの花が彩り、訪れた人々の心を癒やしている。
造園業「矢代法師園」が管理する庭園で、約2・5ヘクタールの敷地に散歩道や展望台を整備し、30年ほど前から一般公開している。約150種、1万5千本が植えられている。
今年は例年より1週間ほど開花が早く、白色の「赤星」や、深い赤の「ネリヤーブ」が次々と咲き始めている。独自品種でピンクの縁取りがある「矢代誉(ほまれ)」も間もなく見頃を迎えるという。
その後は、淡いピンクの「筑紫シャクナゲ」やフジの花も開花する。庭園を管理する矢代成生さん(58)は「ゆっくり園内を歩いて、コロナ禍で疲れた心をリフレッシュして」と呼び掛けている。
開園は5月中旬ごろまで。午前9時~午後5時(入園は午後4時半まで)。高校生以上600円、小中学生400円。同園TEL0790・83・2833
(勝浦美香)
