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奥本幸正さん(右)が栽培するヨモギの視察に訪れた化粧品メーカー「シロ」の今井浩恵会長=上郡町正福寺
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奥本幸正さん(右)が栽培するヨモギの視察に訪れた化粧品メーカー「シロ」の今井浩恵会長=上郡町正福寺

 漢方薬や健康食品の原料となるヨモギの栽培に、兵庫県上郡町の奥本幸正さん(72)が取り組んでいる。今年1月には東京の化粧品メーカーが発売したスキンケアオイルに使われ、上郡町のふるさと納税の返礼品にも決まった。敏感肌に悩む若い女性から人気を集めており、奥本さんは「ヨモギをまちおこしの起爆剤にしたい」と意気込む。(地道優樹)

 奥本さんは「フレッシュファーム奥本」の屋号で、同町正福寺にある約9千平方メートルの水田でキヌヒカリを育て、約4千平方メートルの畑でウメやビワ、アンズなどを栽培。畑の周辺に自生するヨモギも手摘みして販売したところ、飲料メーカーの引き合いがあり、2年前から本格的に育て始め、乾燥ヨモギを年間200キログラム出荷できるようになった。

 オイルは国内外に店舗を展開する化粧品メーカーSHIRO(シロ)が開発。ヨモギは北海道北部にある中川町の農家から仕入れていたが、生産が途絶えたため、無農薬で栽培する奥本さんに依頼した。同社の今井浩恵会長(47)は「栽培工程をきちんと管理している『顔の見える生産者』は全国でも少ない」と話す。

 8種類の商品群「オイルコレクション」の一つとして販売。乾燥させたヨモギをオリーブ油に漬け、エキスを抽出している。ヨモギには抗炎症作用があり、アトピー性皮膚炎やアレルギー体質の人でも保湿効果や血流促進が期待できるという。全身に使えることもあって人気が高く、売り切れが出ている。

 50ミリリットルで1万136円。上郡町のふるさと納税の返礼品に決定しており、6月ごろからポータルサイト「ふるさとチョイス」で選べる予定。同社は奥本さんのヨモギを使った化粧水やパックも試作中で、奥本さんは「一緒に栽培する仲間を募って町の新たな特産品にしたい」と話している。

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