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「市川ハウス」の看板と並ぶ市川さん(右)と和田さん=市川町下牛尾
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「市川ハウス」の看板と並ぶ市川さん(右)と和田さん=市川町下牛尾
軽トラックを「市川サンフラワー」色に塗り替える親子ら=市川町下牛尾
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軽トラックを「市川サンフラワー」色に塗り替える親子ら=市川町下牛尾
ダイニングをフローリングに改装する参加者=市川町下牛尾
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ダイニングをフローリングに改装する参加者=市川町下牛尾

 兵庫県市川町のPR大使を務める吉本興業のお笑いコンビ「女と男」の2人が、町内に購入した民家の改装などを県内外の15人と行い、交流を深めた。古里を持たない人に同町を「あなたのふるさと」にしてもらおうと、2人がクラウドファンディング(CF)を通じてさまざまな活動への参加を呼び掛け、その返礼としてプロの技も学べる今回の改装が実現した。(吉本晃司)

 「女と男」の市川義一さん(41)は大阪府出身。2017年、名前が市川というだけの縁で、コンビを組む和田美枝さん(39)とともに同町の「市川まつり」のゲストに招かれた。今年1月、2人がPR大使に任命されたのをきっかけに、市川さんが活動の拠点として町内の民家を購入。「市川ハウス」と名付け、CFで民家改装などの参加者を募った。全国から70人がCFに応じ、今回が初めての返礼イベントとなった。

 DIYに興味のある30、40代の女性の参加者も多く、ダイニングの床の張り替えは、元の床をはがさずにフローリング用の床材を敷き詰めた。地元の業者も指導役で加わり、部屋の形状に合わせて床材を切断したり床に固定したりして6時間ほどで完成した。

 大阪府岬町から参加した翻訳業の女性(48)は「市川町に来るのは初めて。DIYが好きで、キャンプもできそうなので参加した。何に使うのか知らなかった道具もプロの人に教わった」と楽しそうに作業をしていた。「市川町は知らなかったが、大阪よりも山が壮大。自然豊かで緑も多い。どんなところか興味あるのでいろんな場所を観光したい」とも。

 千葉県から訪れた男性(64)は「戸建ての大家さんになろうと思い、自分でできる部分はDIYでやろうと勉強を兼ねて来た」といい、今後の改装イベントにも参加するという。男性は「18歳まで東京で育ち、それ以降は千葉県に住んでいる。同級生との縁が薄くなり、根無し草のような感覚だった」と明かし、「これから市川町に何度も訪れることになるので、第二の古里にしようと思う」と話していた。

 軽トラックの塗装では、大阪市のタカラ塗料が、市川町の町花「ヒマワリ」をイメージしたオリジナル色の「市川サンフラワー」を開発。市川さんや三木市の親子ら5人ほどで車体全体を塗った。

 朝から始まった作業は、夕方には完了。市川さんは「CFを始めたときは人が集まるかどうか分からなかったけど、たくさんの人が集まり、市川町と町以外の人がつながってよかった」。相方の和田さんは「コンビだけでやってたら衝突したかもしれないけれど、大人から子どもまでたくさんの人で役割分担できて和やかにやれた。市川ハウスって言うてますけど、これはみんなのハウスですよ」とうれしそうだった。

 家の改装や車の塗装の様子は、吉本興業のチャンネル「BSよしもと」やユーチューブの「女と男チャンネル」などで放映、配信される。

 市川町の担当者は「町外の人はもちろん、町内の人にも、何をしてるのか知ってもらい、協力してくれる人が増えてくれれば」と期待する。市川ハウスでは今後、キャンプや子ども向けイベントなどを展開する予定。

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