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巣枠にびっしり詰まったハチミツを採取する田中啓介さん=宍粟市一宮町
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巣枠にびっしり詰まったハチミツを採取する田中啓介さん=宍粟市一宮町
濃厚な甘さと花の高い香りが特徴のハチミツ=宍粟市一宮町
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濃厚な甘さと花の高い香りが特徴のハチミツ=宍粟市一宮町

 兵庫県宍粟市一宮町の養蜂家田中啓介さん(37)が、春から収穫してきた今季のハチミツを8月上旬から販売する。ハチミツを加工する際、ろ過は不純物を取り除くための必要最小限にとどめ、花の高い香りを残して仕上げる。田中さんが運営する通販サイト「Shinobee(シノビー)」などで購入できる。(村上晃宏)

 養蜂歴8年目の田中さんは2019年、独り立ちする際に宍粟の豊かな自然を気に入って移住。山崎町と一宮町でセイヨウミツバチを飼育している。

 桜やフジ、クローバーといった季節ごとの花の蜜を集めるようミツバチの活動を調整。「糖度が最も高くなる時間帯」という早朝に採取する。

 7月上旬、一宮町の山すそにある養蜂場で今季最後の採取を終えた。約5万匹いる巣箱を開けると、中にはハチミツがびっしり。とろりとした食感と濃厚な甘みが口の中で広がり、上品な花の香りが漂う。

 「今年は6月がとても暑かったので、ハチの活動も弱まった時期があった」と田中さん。それでも昨年以上の採取量を確保できたという。田中さんは「自然の『表情』を感じ取らないとおいしいハチミツはできない」といとおしそうに巣箱を見つめた。

 今季採取したハチミツの販売は8月3日から。

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