西播

  • 印刷
8千人目の赤ちゃんとなった石原桃亜ちゃんを抱く母の紗耶さん(左)ら=宍粟総合病院
拡大
8千人目の赤ちゃんとなった石原桃亜ちゃんを抱く母の紗耶さん(左)ら=宍粟総合病院

 宍粟総合病院(兵庫県宍粟市山崎町鹿沢)で8千人目の赤ちゃんが誕生した。現在、西播磨では出産ができる唯一の公立病院で、近隣市町からも多くの妊婦を受け入れてきた。節目の赤ちゃんとなり、医師らから花束を受け取った両親は「信頼できる医師や看護師らのサポートのおかげ」と喜んだ。

 同病院は1975年、組合立宍粟郡民病院として発足。99年に公立宍粟総合病院となり、産婦人科を開設した。西播磨地域で出産ができる産婦人科を備えた病院は、ほかに民間の赤穂中央病院のみで、宍粟総合病院では派遣を含めた医師6人と助産師13人らの医療体制を整える。

 2021年度に同病院で生まれた子どもは217人。出生数は減少傾向にあるが、半数は市外からの妊婦といい、地域医療を支える拠点となっている。

 8千人目の赤ちゃんは、石原玄基(はるき)さん(30)と紗耶さん(29)=宍粟市=の2人目の子どもで長女の桃亜ちゃん。7月23日に3040グラムで生まれた。長男の亜凰(あお)ちゃん(1)も同病院で出産したという。

 退院した28日、病院関係者から花束を受け取った石原さん家族。時折ぱっちりと目を開け、ちゅぱちゅぱと口を動かす桃亜ちゃんを見て、亜凰ちゃんもにっこりと笑う。紗耶さんは「優しい子に育ってほしいな」と話し、桃亜ちゃんを優しく抱いた。(村上晃宏)

西播
西播の最新
もっと見る
 

天気(10月4日)

  • 25℃
  • 22℃
  • 80%

  • 25℃
  • 19℃
  • 80%

  • 25℃
  • 21℃
  • 70%

  • 24℃
  • 21℃
  • 80%

お知らせ