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決戦本番に向け、準備を進める佐用町商工会青年部のメンバーら=佐用町佐用
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決戦本番に向け、準備を進める佐用町商工会青年部のメンバーら=佐用町佐用
佐用町名物の「ホルモン焼きうどん」=佐用町佐用
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佐用町名物の「ホルモン焼きうどん」=佐用町佐用

 連日熱戦が繰り広げられているプロ野球の日本シリーズ。兵庫県佐用町でも、とある戦いに向けて闘志を燃やす人たちがいる。競技種目(?)は「ホルモン焼きうどん」。ライバルは同じJR姫新線沿線の岡山県津山市だ。11月3日、味比べ3本勝負の最終戦が佐用駅前で開催される。7、9月の対戦成績は1勝1敗と互角。「ホルモンうどん愛」の強さをかけ、それぞれ300食を売る早さを競う。(真鍋 愛)

 畜産業が盛んだった両市町では、戦後間もなくホルモンうどんが食べられるようになった。佐用流は焼いた麺や具材をたれに入れるつけだれ式、津山流はたれを絡めてから炒めるなど、調理や味付けが異なる。

 対決は、双方の関係者が地域活性化を狙って企画。7月の初戦は「宮本武蔵初決闘の地」として知られる佐用町の宿場町・平福で100食を完売する早さを競った。ホームの佐用勢が有利のはずが、体調不良者が出たり、食材のキャベツを忘れたりと出遅れ、ビジターの津山勢が先勝した。

 第2戦は「互いにベストな状態で戦いたい」とする津山勢から果たし状が届いて佐用勢が津山市に乗り込み、「2日間で500食」のルールで勝負。わずか2分の僅差で佐用勢が勝利して成績を五分に戻した。

 最終決戦は、佐用駅前の佐用商店街でのイベント「大収穫祭」が舞台となる。佐用勢は、過去2戦は主戦力として奮闘した飲食店「ふじ」が指導に徹し、町商工会青年部が焼き役に回る布陣で迎え撃つ。

 同部の井上智之さん(41)は「お客さんを回転できるかが鍵。おいしいものを精いっぱい提供する」。「ふじ」を経営する北村広樹さん(49)は「地元の力を結集した『オール佐用』で臨む」と意気込んでいる。

 販売は午前10時から。1食600円。300食完売後は、食材がなくなり次第終了。

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